今年の6月にて、当院は開院6年目に入ります。
開院当初と比べ、検査機器の更新・導入等を行うことで、ペットちゃん/ご家族の皆様に還元できることが増えたけれども、費用据え置きでやらせていただいていた部分がございます。費用上昇に見合う分を提供できていると自信を持っている部分について、4月より、一部の検査・処置費を改定させていただくこととしました。何卒ご理解いただきますことをお願い申し上げます。
改定は以下の点になります。
①歯科処置の費用;各コースとも、税込み5,500円の上昇となります。
(理由)➡2022/10に、歯科レントゲン設備を導入し、処置時は全員に実施し、歯周病の程度をより詳細にチェックできるようになっています。また処置後、歯科レントゲン写真の印刷物お渡しと、歯科処置時の状況の記載用紙をお渡ししております。従来、この部分を費用据え置きにて行わせていただいていました。
②心臓/腹部全域の超音波エコー検査は、いずれも税込み2,200円の上昇となります。
なお、泌尿器系など、一部に限った定期エコー検査に関しては、従来の費用からの変更はございません。
(理由)➡開院初年度に使用していた中古エコー機器では、診断精製度がやや劣るために費用を抑えておりました。開院2年目に、エコー機器を更新し、1年目と比較し診断制度が大きく上昇したものの、これまで費用を据え置きしておりました。十分に皆様に還元できる情報量をお伝えできるようになっており、勤務医時代に頂いておりました検査費用まで改定を行うことといたしました。
③尿検査費用:税込み660円の上昇となります。
(理由)➡もともと尿検査は、尿試験紙に尿を浸し色調などを人の目で読み取る検査と、尿の遠心分離を行ったのちに顕微鏡で観察する検査を行っておりました。2022年7月に、尿試験紙結果を客観的に読み取れる機器を導入し、人の目による色調解釈のずれをなくしました。また、試験紙検査で頻発する軽度尿蛋白発現に対し、問題となるかどうかを知りたければ、UPC(という尿蛋白を数値化したもの)を外部検査機関に委託しなくてはなりませんでした。この機器の導入により、UPCも全例で読み取るため、問題となる尿タンパクであるのか、最初の尿検査の段階である程度評価できるようになりました。従来、この部分を費用据え置きにて行わせていただいていました。
以上、よろしくお願い申し上げます。
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